カメラのタッチ操作が必要な人は、画面を触ってピントを合わせたい人、直感的に設定を変更したい人、動く被写体を素早く撮りたい人です。ただし、タッチ操作がなくてもボタンやダイヤルで撮影できるため、すべての人に必須とは限りません。
カメラを選ぶときは、タッチ操作の有無だけでなく、どの操作に対応しているかを確認することが大切です。撮影時のピント合わせには対応していても、メニュー操作やシャッター操作には対応していない機種があります。
カメラのタッチ操作が必要な人
次のような人は、タッチ操作に対応したカメラを選ぶメリットがあります。
- 画面を触ってピントを合わせたい人
- スマートフォンのように直感的に操作したい人
- 子どもやペットなど、動く被写体を撮る人
- 低い位置や高い位置から撮影する人
- 動画撮影中にピント位置を変えたい人
- カメラのボタン操作やメニュー操作が苦手な人
画面を触ってピントを合わせたい人
タッチ操作に対応したカメラでは、液晶画面上の被写体をタッチして、ピントを合わせる位置を指定できる場合があります。画面の端にある被写体や、中央以外の位置に配置した被写体を撮るときに便利です。
たとえば、人物を画面の左右どちらかに配置して撮影する場合、被写体の顔や目をタッチしてピント位置を指定できます。構図を決めてからピント位置を選びたい人には、タッチ操作が向いています。
ただし、タッチした場所に必ず正確にピントが合うとは限りません。暗い場所や被写体の動きが速い場面では、カメラのオートフォーカス性能や追従性能も確認が必要です。
子どもやペットなどを撮る人
動き回る子どもやペットを撮影する人は、タッチ操作があるとピントを合わせる位置を素早く変えられます。特に、被写体を画面で確認しながら撮りたい人に便利です。
一方で、動く被写体を継続して追いかけるには、タッチ操作だけでなく、被写体追尾や顔・瞳認識などの機能も関係します。タッチ操作があれば、動く被写体を必ず撮りやすくなるわけではありません。
動画を撮影する人
動画撮影中に画面をタッチして、手前の人物から背景へ、または背景から手前の人物へピントを移したい人には、タッチ操作が役立ちます。
動画では、ピントが移動する速さや動きが滑らかかどうかも重要です。タッチでピント位置を指定できても、ピント移動の設定やレンズの性能によって見え方は変わります。
高い位置・低い位置から撮影する人
液晶画面の向きを変えられるカメラとタッチ操作を組み合わせると、カメラを目の高さに構えにくい場面でも撮影しやすくなります。
- 地面に近い位置から花や昆虫を撮る
- 人混みの中でカメラを高く持って撮る
- 三脚に固定して画面を確認しながら撮る
この用途では、タッチ操作だけでなく、液晶画面の可動範囲や見やすさ、タッチしたときの反応も確認しましょう。
スマートフォンのような操作を求める人
スマートフォンのカメラに慣れている人は、画面をタップしてピントを合わせたり、指で画像を拡大・縮小したりできるカメラに使いやすさを感じやすいでしょう。
メニューを画面上のアイコンから選ぶタイプなら、物理ボタンを何度も押して項目を探すより、目的の機能を見つけやすい場合があります。ただし、手袋を着けていると反応しにくいことや、雨や水滴で誤操作が起こることがあります。
タッチ操作がなくても困りにくい人
次のような人は、タッチ操作を必須条件にしなくても撮影できます。
- ファインダーをのぞいて撮影することが多い人
- ボタンやダイヤルで設定を変更したい人
- 同じ設定でじっくり撮影する人
- 手袋を着けて撮影することが多い人
- 雨や水滴がある環境で撮影する人
- タッチ操作より、ファインダーやレンズの性能を優先したい人
ファインダーを使う撮影では、画面をタッチするより、ボタンやダイヤルで操作するほうが扱いやすいことがあります。誤操作を避けたい人にも、タッチ操作なし、またはタッチ機能を無効にできるカメラが向いています。
タッチ操作の対応範囲を確認する
「タッチパネル対応」と書かれていても、対応する操作はカメラによって異なります。購入前に、次の項目を確認しましょう。
| 確認する項目 | 確認内容 |
|---|---|
| タッチフォーカス | 画面を触ってピント位置を指定できるか |
| タッチシャッター | 画面を触れたときに撮影できるか |
| タッチ追尾 | 触れた被写体を追いかけてピントを合わせられるか |
| 動画中の操作 | 動画撮影中もピント位置を変更できるか |
| メニュー操作 | 撮影設定や再生画面をタッチで操作できるか |
| 拡大・縮小 | 再生画像を指で拡大・縮小できるか |
| 可動式液晶 | 画面の向きを変えて撮影できるか |
特に「タッチフォーカス」と「タッチシャッター」は意味が異なります。ピント位置だけを指定する機種もあれば、画面をタッチするとピント合わせから撮影まで行う機種もあります。
タッチ操作が必要か判断する方法
タッチ操作が必要か迷う場合は、撮影スタイルから判断できます。
- 撮りたい被写体を考える。人物、風景、子ども、ペット、動画など、主な用途を決める。
- 撮影姿勢を考える。ファインダーをのぞくのか、液晶画面を見ながら撮るのかを確認する。
- ピント位置を素早く変えたいか考える。画面上の被写体を直接選びたいなら、タッチフォーカスが役立つ。
- 必要な操作を確認する。ピント指定だけでよいのか、撮影、追尾、動画中の操作も必要なのかを分ける。
- 実機で操作感を確かめる。画面の反応、メニューの分かりやすさ、ボタンとの使い分けを確認する。
タッチ操作が必要な人の判断基準
画面を触ってピントを合わせたい、スマートフォンに近い操作をしたい、動画や動く被写体を撮りたい人は、タッチ操作対応のカメラが向いています。
一方、ファインダー撮影やボタン操作を中心にする人は、タッチ操作がなくても大きく困らない可能性があります。選ぶときは「タッチパネルがあるか」だけでなく、必要な操作に対応しているかを確認してください。>







