登山の魅力、それは山頂の絶景!
より美しく綺麗に、そしてシャープにカメラにおさめたいものです。
そのためには一眼カメラに加えて「三脚」も重要となってきます。
「三脚」は、カメラで致命傷となる「手ブレ」を最大限に防止してくれる最高の機材。
手ブレは、レタッチ等で修正することも不可能で、風景写真には、三脚は必須アイテムです。
ただ、しっかりとした三脚の方が安定性は高い一方、登山する上で重く危険も伴います。
また、登山では、レインコートや食料、水など何かと荷物が多くなってしまうのが現実です。
100gでも軽くしたい・・・
そこで見つけたのが、ミニ三脚「ゴリポット3KPROキット」。
重さ「463g」と軽くてコンパクト、安定性も高い。
軽量コンパクトなニコンミラーレス「Z50+キットレンズ16-50mm」との相性も抜群です。
重さは三脚と合わせても約1キロと軽い!
どこでも設置可能な万能三脚で、登山では大活躍してくれました。
※ゴリポット3KPROキット

すぐに読むための目次
ゴリラポット撮影手法(ニコンZ50と相性抜群)
ミニ三脚の「ゴリラポット3K PRO キット」は、とにかく軽量コンパクト。
登山では荷物を軽くできることは最高の美学。
さらに、狭いところも多く、大きい三脚だと面倒!
ゴリラポットだと邪魔になることがなく非常にありがたい三脚です。
そして使い勝手も良く、とごでも簡単・手軽にセットでき、アルミ製でかなり丈夫で耐久性も高い。
超オススメのミニ三脚!
どこでも「ゴリラポット」で撮影可能に
1、ガードレールに・・・
(カメラは「Z50」本体とキットレンズ「16-50mm」)
2、山の中で・・・
(カメラは「Z50」本体とキットレンズ「16-50mm」)
3、木に・・・
(カメラは「Z50」本体とSラインの「Z 24-70mm f4」)
4、ケーブル駅の手すりに・・・
(カメラは「Z50」本体とSラインの「Z 24-70mm」)
5、登山以外でも大活躍、夕日撮影「多摩川土手」
(カメラは「Z50」本体とSラインの「Z 24-70mm f4」)
脚を自由に曲げられ、安定感も抜群!
立てたり、巻き付けるなど、手持ち撮影にも・・・
使用用途がとても多く、撮影の可能性を広げてくれるのは超魅力的です。
水平維持や安定性の確保するため、多少の設置に時間がかかることもありますが、そこは想定の範囲内と考えています。
軽くてコンパクトな「ゴリポット3KPROキット」
今回おすすめのミニ三脚は、JOBY (ジョビー)の「ゴリラポッド 3K PRO キット」(JB01566-BWW)。
価格は1万3000円前後です。
重さは三脚と雲台、合わせて「463g」と軽量。
(ちなみに通常の三脚だと、雲台と合わせて軽くても1kg前後)
コンパクトで収納時には、本体の高さ30cm、横幅5.3cm、厚み7.7cm。
アルミ製で頑丈で、耐荷重は3kg。
雲台は「アルカスイス互換」に対応しているため、「プレート」が、他の三脚との汎用性が高い。
※左から「三脚」、「雲台」、「プレート」(アルカスイス互換対応)

ゴリラポットで「Z50」による撮影写真・作例
全て「ゴリラポット」を使い、ガッチリ固定!
安定性の高い撮影ができました。
神奈川県大山山頂からの「富士山」
「Z50」+キットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」
★この写真では、「富士山」がシャープに写されています。
大山阿夫利神社下社から「朝焼け」
「Z50」+キットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」
★この写真は朝焼けの風景が鮮明に出ています。
大山阿夫利神社下社から「太陽と朝焼け」
「Z50」+キットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」
★この写真では山に日光があたり、鮮明です。ただ、多少ゴースト・フレアが出ています。
Sラインレンズで「太陽と朝焼け」(大山阿夫利神社下社)
「Z50」+Sライン「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」
★日光と雲、そして山、とても雰囲気の良いもになっています。
Sラインレンズで「大量の雲が覆う富士山」(大山山頂)
「Z50」+Sライン「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」
★富士山が雲で覆われていく様子がよく現れています。
登山とゴリラポット3KPROキット
「登山」と「ゴリラポット3KPROキット」の相性は抜群です!
山の撮影では風景だけでなく、野鳥を中心に動物など魅力的な被写体が多く、写真にしていきます。
そのためカメラを、「2台」持っていきます。
通常登山用具など含めると、合計「10kg」くらいとかなりの重量感になってしまいます。
カメラについては、ニコンミラーレス「Z50」+キットレンズ(16-50mm)の重さは、わずか「585g」と良いのですが・・・
野鳥撮影には、より高度なオートフォーカス(AF)性能が重要なため、一眼レフのニコン「D500」(本体)と500mm超望遠レンズも持って行きます。
ただ、重さが約2.5キロ強。
そして、より鮮明にがっちり撮るには、「三脚」も・・・
通常はトラベル三脚を使用していますが、雲台と合わせて約2キロ強です。
少しで軽くしようと三脚を探していました。
今では何回か登り、ここはという場所でない限りは「ゴリポット3KPROキット」を持って行きます。
望遠レンズ用には難しいですが、風景撮影には安定性も確保でき、活躍してくれています。
三脚メリット・デメリット5選、必要なシーンとは…
三脚は、とにかく「手ブレ」を防ぐためには欠かせないもの。
実際どんな三脚でも一つは、持っていきたい機材です。
撮影シーンはさまざまです。
その中でも絶対に必要なシーンは、「スローシャッター」や「夜景」撮影。
もっともシャッタースピードを上げれば、三脚は必要なく撮影できますが、安定性に欠けます。
ある意味、カメラの性能以上に写真の出来栄えを左右する機材とも言えます。
ただ、三脚を使用することで、デメリットも多くあります。
「ゴリラポッド 3K PRO キット」はそのデメリットを解決してくれました。
今や必ず持って行きたいカメラ機材の一つでもあります。
三脚のメリット・デメリット5選
【メリット5選】
1、「手ブレ」の防止
2、「スローシャッター」で撮影でき、幻想的な写真が可能
3、同じ高さを確保できるため、何回も同じシーンで撮影可能
4、長時間撮影で三脚に固定することで負担を軽減、望遠撮影など
5、安定性を高く確保できるため、より安定した「動画撮影」も可能
【デメリット5選】
1、意外と荷物になり、重量感もあり、持ち運びに不便
2、時には機動性に欠けることもある
(野鳥撮影など早い動きの被写体)
3、狭い場所での設置が困難
4、通行の妨げ、邪魔になる
5、セッティングに時間を要する、面倒

三脚は本当に必要?
三脚のデメリットで列挙したように、邪魔になるケースもあります。
野鳥撮影など移動しながらとっさにシャッターを切る瞬間など・・・
狭い場所や登山中での撮影にも・・・
では、三脚なしでの写真撮影はどうでしょうか?
実際はシャッタースピードを上げ、連続でシャッターを切り、その中から納得いく鮮明な写真を選んでいきます。
さらには、その瞬間瞬間を逃さず、シャッターチャンスを写真へと仕上げていくことも大切です。
以下は三脚なしの写真です。
1、「Z50」+キットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」
(三脚なし)
※レンズ側に「4.5段分」の手ぶれ補正機能搭載
※「ブレ」に注意しながらシャッタースピードを調整し撮影。
太陽を入れ、それなりの仕上りに。
【カメラの設定】
絞り優先
焦点距離16mm(35mm換算で24mm)
シャッタースピード1/160
F値16
ISO100
露出補正+0.3
ホワイトバランス:自然光オート(5850K)
2、「D500」(本体)+「ニコン望遠単焦点500mmf/5.6」×1.4倍テレコン装着(三脚なし)
※レンズ側に「4段分」の手ぶれ補正機能を搭載
※シャッタースピードを上げ、とにかくブレに気を付けて撮影。
さらに、「D500」と「望遠レンズ」のオートフォーカスの性能良さを最大限に引き出し写真に仕上げる。
【カメラの設定】
マニュアル優先
焦点距離700mm(35mm換算で1050mm)
シャッタースピード1/1000
F値8
ISO1000
露出補正+1.0
ホワイトバランス:オート(4850K)
(トリミングしています)
その他保有しているミニ三脚
「ゴリポット3KPRO」より、さらに小さくコンパクトなミニ三脚もあります。
JOBY(ジョビー)の「ミニ三脚」で、品番は「JB01558-BWW」。
価格は3000~3500円前後と安価。
三脚の重さは185gと軽く、最大耐荷重1kg。
軽くてコンパクトで使い勝手も、抜群です。
ただ、安定性には多少不安もあります。
「Z50」では問題なく使用できますが、少し地盤の悪い場所では不安定に感じることもあります。


高価なカメラ・・・
とても魅力的です。
確かに綺麗に撮れて鮮明です。
現在はミラーレスを含めて早いスピードで開発が進む、より手ぶれ補正機能も大きく変化してきています。
ただ、手ぶれ補正機能が発達しても、三脚でしっかりと固定した写真はとても魅力的ものに仕上がっていきます。
ある意味、高額なカメラ以上に重要性が高いと言われてもいます。
何かしら三脚は持って行って、損はないと思います。