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【風景】夕景・夜景を撮影の仕方徹底解説、バルブ撮影にも挑戦!

「風景写真」でオススメは、夕景・夜景写真

もっともシャッターチャンスが多く、写真の変化を楽しめるシーンが多いからです

これまで風景写真では、以下4つのポイントを重要視してきました。

1、シャッターチャンス

2、「露出」の調整(F値、シャッタースピード、ISO)

3、カメラ機材

4、構図

今回はカメラ内に取り込まれる光量露出」とその調整について、詳しく解説していきます。

城ヶ島、夕日 2特に、夕景・夜景写真では、シャッターチャンスが幾度となく訪れるので、目を凝らしていれば逃しにくいはずです。

ただ、「露出」を駆使していないと、カメラの設定次第で写真自体に影響を及ぼし、一瞬のシャッターチャンスが失敗してしまうケースもあります。

別に難しいことはなく、簡単な設定で大丈夫です。

詳しく知っておいて、決して損なことはありません。

ちなみに今回はニコンのミラーレス一眼「Z50」で撮影写真作例を紹介していきます。

意外にもこの「Z50」(APS-C機)は優れものです。

「Z50」は描写力がすこぶる高く、キットレンズ(16-50mm)の評判は良く、解像力も優れています。

キットレンズとは思えない描写力でした。

さらには、手持ちの一眼レフ用のレンズとの相性抜群でした。

ある意味、「Z50」(本体)に、ニコン用別マウントのレンズを活用でき、魅力的です。

 

ニコンZ50

 

夕景・夜景撮影ベスト3(「Z50」写真作例)

1、「葛西臨海公園の幻想的な夕焼け」
「Z50」(本体)+キットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」
カメラの設定:絞り優先、32mm(35mm換算で48mm)、シャッタースピード30秒、F値16、ISO100、露出補正0、ホワイトバランス:晴天日陰、NDフィルター64を使用

※少し夕焼けに赤みを帯び、月が出て、ちょこっと写真に描写しているとこがとても魅力的です。

2、「大磯照ヶ崎海岸、夜の町並み」
「Z50」(本体)+キットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」
カメラの設定:絞り優先、24mm(35mm換算で36mm)、シャッタースピード25秒F値11、ISO100、露出補正0、ホワイトバランス:晴天、NDフィルター64を使用

※大磯照ヶ崎の雲に赤色でに染まり流れ、ライトが点灯する街並みがとても魅力的です。

3、「多摩川に火の玉出現!」
「Z50」(本体)+ニコン単焦点(広角レンズ)「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」
(このレンズの撮影には「マウントアダプターFTZ」(Fマウントへの変換アダプター)を使用しています)

カメラの設定:絞り優先、20mm(35mm換算で30mm)、シャッタースピード8秒、F値16、ISO100、露出補正0、ホワイトバランス:晴天

※太陽が以下のように「火の玉」になるのは非常に珍しいです。

★★いずれの写真も「シャッタースピード」を落とし、より幻想的な写真として描写してみました


夕景・夜景撮影、おすすめ設定5選

以下、設定手順です!

1、「絞り優先モード」か「マニュアルモード」

2、ISO感度を「100」か「200」
※ノイズ軽減のため小さく


3、絞りF値を「10~22」の間に設定
※ピント面を広くしたいため大きく

4、シャッタースピードの調整
※原則遅く、1秒以上に設定(「Z50」では30秒まで)

※必要に応じて「ND(減光)フィルター」も準備しておきたい

5、ホワイトバランス晴天、曇天など」(オートでも可
※それほど深く考える必要ない

 

夕景・夜景写真の醍醐味

夕景写真を「Z50」で撮り続けていますが、とにかくうまく撮れた時は、すこぶる綺麗です。

独特の色合いを写真に表現してくれます。

基本的に同じ場所で、その日の夕景、夜景撮影も行っています。

「日の入り」間近の状況を確認しながら撮影しているため、かなり感動的なシーンに巡り会えることの多く超魅力的です。

初心者の方でも簡単に、素晴らしい写真が撮れます。

ただ、暗いところでの撮影シーンが多く、スローシャッター(シャッタースピードが遅い)になるため、カメラをガッチリ固定したいので「三脚+雲台」はマスト、そしてできれば「レリーズ(タイマー)」も必要と思います。Z50にキットレンズ

「Z50」とキットレンズは軽量・コンパクト。

三脚は持ち運び便利な「トラベル三脚」がオススメ。

三脚と雲台のセットで、5万円くらいのものであれば十分です。

シャッタースピードは遅くなればなるほど、魅力的な写真になってきます。

 

シャッタースピードで写真の世界が変わる!

風景写真全般に言えることですが、とにかく「シャッタースピード」の設定を最重要視してきました。

光量の調整だけでなく、動いている被写体の写り方がかなり変化するからです。

シャッタースピードを速くすれば、動きの速い被写体を止めて写すこともでき、遅くすると「ぶれ」て写り、水の流れなどのように被写体が動いている様子をとらえます

すなわち、「ブレ」て幻想的な描写として写すことができます。

「Z50」の場合、シャッタースピードは1/4000(速い)~30秒(遅い)までの調整が可能です。

レンズにNDフィルター(光の取り込みを減らす「減光フィルター」)を装着すると、より魅力的な写真にも仕上がります。

 

NDフィルター(減光フィルター)でより遅く

NDフィルターはカメラ内に入る光量を減らすことで、明るい日中での低速撮影が可能です。

日中は低速シャッターにすると、多くの光を取り込み過ぎ、露出オーバーで写真が真っ白に・・・という現象もあります。

そんな時に、NDフィルター使うと、標準露出を維持しながら低速シャッターでの撮影ができます。

よく使っているNDフィルターは、撥水・防汚コーティングを施した「NDフィルター64(マルミ光機㈱、46mm)」

高性能で、オススメです。

光量を1/64に減光でき、シャッタースピードを6絞分遅くできます。

例えばシャッタースピードが1/8秒の場合、「1/8秒×64→8秒」になります。

 

 

「Z50」でバルブ撮影

こまちゃん
こまちゃん

より幻想的な写真を撮りたいと思いませんか?

通常、カメラ「Z50」の場合、自動設定できるシャッタースピードは30秒まで。

バルブ撮影では30秒以上、さらに遅くしたいときにB(バルブ)を利用します。

絶対に三脚は必要です。

※「Z50」の場合は、マニュアルモード設定にし、

メインコマンドダイヤルを回し続けると、

「Blub(バルブ)」設定になります。

撮影するときは、シャッターボタンを押し続けるか、Z50用の「レリーズ(タイマー)」で行います。

レリーズの場合、一回シャッターを押し、数秒たったら(決めた時間)でもう一度押し直します。

ニコン「ML-L7(デジタルカメラ用 Bluetooth リモコン)」

価格は3500円前後と意外と安い。

 

バルブ撮影でより幻想的な写真に

1、「幻想的な描写を演出(多摩川)」
「Z50」(本体)+キットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」
カメラの設定:マニュアル、28mm(35mm換算で42mm)、シャッタースピード135.8秒F値29、ISO100、露出補正0、ホワイトバランス:晴天、NDフィルター64を使用

2、「より幻想的な雲と川に(多摩川)」
「Z50」(本体)+キットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」
カメラの設定:マニュアル、28mm(35mm換算で42mm)、シャッタースピード198秒F値29、ISO100、露出補正0、ホワイトバランス:晴天、NDフィルター64を使用

 

夕景・夜景カメラ設定・3つの重大要素

こまちゃん
こまちゃん

真を撮るとき、カメラに取り込まれる光の量「露出」が最も重要です。

3つの要素で写真のイメージは変わってきます。

1、レンズを通して光の量「絞り(F値)の大小」

2、露光する時間「シャッタースピード」

3、「ISO感度」(撮像素子が光を感知する度合いを数値化したもの)

 

露出の組み合わせ

1、「絞り」と「シャッタースピード」

※露出(取り込まれる光量)を決める上でもっとも重要で、連動しています。

カメラの自動露出(AE)機能により、

1、絞りを開く(F値小)すれば、シャッタースピードは速くなり、

2、逆に、絞りを絞る(F値大)と、シャッタースピードは遅くなる。

絞り F2 F2.8 F4 F5.6 F8 F11
シャッタースピード(秒) 1/4000 1/2000 1/1000 1/500 1/250 1/125

※F値が「低」とピントが狭く「ボケ」やすく、「高」とピントが広い。


2、「ISO」感度と「絞り」「シャッタースピード」

ISO感度とは、光を感知する度合いを数値化したもの。

基本的には「絞り」や「シャッタースピード」で光を取り込み量を調整し、さらにISO感度で補完する役割もあると考えています。

「Z50」の場合、ISOは「100(暗い)~51200(明るい)」。

ISO感度は、数値が小さいほど(低感度)光量が必要となり、高感度ほど必要はなくなります。

●ISO感度が低感度になると、

シャッタースピードは「遅く」、絞りが絞りにくくなる。

●ISO感度が高感度になると、

シャッタースピードは「早く」、絞りを絞り込みやすくなる。

基本的には低めに設定する方が良いが、ISO=100~200にするのが一番望ましい。

十分に光量がない時などは、上げていくしかありませんが、ノイズが発生しやすくなる危険性を伴います。

 

標準、適正露出とは?

カメラの露出を追求していくと、本当の明るさなどに迷うことがあります。

カメラ側で「標準露出」は、見た目に近い色合いや明るさで写真に再現するように光を与えること。

「適正露出」とは、撮影者が考えるちょうどいい露出。

つまり、撮影者のイメージする標準的な明るさが適正露出です。

カメラ側で決めるか、自分で決めるかはケースバイケースで対応していく必要があると言われています。

正解はないと思います。

 

 

露出補正の必要性、仕方

カメラ側で標準露出を提供してくれますが、万能ではありません。

その典型例が白い被写体が占めるときは、明るすぎると判断し、暗くしようとしてしまいます。

また、黒い被写体に対しては、暗すぎると判断し、写真を明るく写そうとします。

正確な描写をできなくなる特性もあります。

そんな時に、「露出補正(+-)」が必要で、「適正露出」へと自ら(撮影者)の判断で行っていくのです。

もっとも便利な機能で活用シーンも多いです。

一般的には、
白い被写体→プラス(+)補正

黒い被写体→マイナス(-)補正

また、カメラのモード設定により、露出補正の手段に違いがあります。

「絞り優先モード」の場合

プラス補正で→シャッタースピードは「遅い」

マイナス補正で→シャッタースピード「速い」

「シャッタースピード優先モード」の場合

プラス補正で→シャッタースピードは「遅い」

マイナス補正で→シャッタースピード「速い」

【露出補正仕方】

基本的にはインジケーターを見ながら露出補正をしていきます。


「Z50」の液晶画面、ファインダー内、露出補正は「+1」。
インジケーター「0」のときが、カメラ側で決める「標準露出」。

設定手順は、のボタン押しながら、メインコマンドダイヤルで設定調整していきます。

 

どの撮影モードが最適?

カメラには全オートモードやシーン(SCN)モードなどオート系の撮影モードもあります。

風景写真においては、露出の調整ができる「絞り優先モード(A、AV)」か「マニュアル露出(M)」がオススメ。

1、「絞り優先モード(A)」とは、F値を自分で決められます。

決めたF値に対して、標準露出になるようにシャッタースピードを自動で割り出される。

もっとも利用する機会の多いモードです。

2、「マニュアル露出(M)」とは、シャッタースピードとF値を自分で決められます。

そのため、露出を固定することができます。

同じ露出を何枚も撮るときに効果的です。

※「Z50」のマニュアルで露出補正をする場合、基本的には「ISO感度」をオート設定にしています。

 

ホワイトバランスの設定はどこまで必要か?

ホワイトバランス(WB)とは、白いものを白く写すことで、色温度をもとにしています。

色温度とは、光源の色をわかりやすく数値に置き換えて示したもので、単位を「K(ケルビン)」。

混乱しますので、色温度の詳しい内容については、言及しなくて良いと思います。

「Z50」の場合、項目がいくつかありますが、ここでは夕景・夜景撮影で特に使用する「晴天(太陽光)」、「曇天」、「晴天日陰」を中心に検証していきます。

1、「晴天」:晴天の屋外に適している

2、「曇天」:曇りの空の屋外に適している

3、「晴天日陰」:晴天の日陰での撮影に適している

大切なのは、夕景・夜景撮影を画像に「青み」を感じたとき、「赤み」を入れていくことですが、自然色に近い色みにすることも重要と思います。

※赤み:晴天日陰(8000K)>曇天(6000K)>晴天(5200K)<白色蛍光灯(4200K)<電球(3000K):青み

わからないときは、「オート自然色(4500~8000K)」もアリです。

あまりホワイトバランスを気にしながら現場で撮影すると、「一瞬のシャッターチャンス」も逃してしまう可能もあります。

ある写真家は、画質劣化を防止などから「RAW」(生のデータ)で撮るため、後処理(レタッチ)で「自然色」に近く修正するようです。

臨機応変に対応していきたいものです。

※以下は宮ケ瀬湖の夕焼けです!

1、WBを「晴天」

2、WBを「曇天」

 

3、WBを「晴天日陰」

 

まとめ

シャッタースピードの調整で写真の見え方が変わるのは、特に「夕景・夜景撮影の醍醐味」と思います。

ただ、ホワイトバランス大幅な色(色温度)の調整については、微妙と感じています。

タイムラプスのような、よりドラマチック性の高い作品を創りあげていく以外では、撮影者の判断で設定していく必要もあります。

今後も「Z50」で多くの写真を撮りながら、改めてホワイトバランスなどの設定の必要性を考えていきたいと思います。

 

【カメラ】ニコンミラーレスカメラ「Z50」を詳細分析、趣味にビジネスに大活躍!(1カ月総括、写真作例)ニコンミラーレス「Z50」を購入して以来この1カ月、本当によく使いました。趣味にそして仕事に大活躍でした!とにかく本体+キットレンズでわずか585gと「小型・軽量」で綺麗、コスパ良く大満足しています。...