先日「高尾山」に行ってきました。
登山においてニコンのミラーレス一眼「Z50」は、「最適なカメラ」です。
先日購入した「Z50」は、もともと登山をイメージして買ったカメラでもあります。
良いところは、
1、なんと言っても「軽い」
2、手持ちで登山してもコンパクトなため負担にならない
3、手軽にすぐにシャッターを切れる
4、暗いところでも意外と強く綺麗
5、ミニ三脚にピッタリ
登山ではカメラ機材以外、レインウェアや傘、水、食料などとにかく荷物が多くかなり重くなります。
いかに「軽量・コンパクト」であることが大切か、改めて実感しました。
ちなみに「高尾山」には、京王線の高尾山口駅から「リフト」を使い「高尾山駅」に、そこから頂上まで登山、帰りは「6号路」で下山しました。

※とにかく「Z50」は軽量コンパクトです(横幅13cm、奥行:10cm)

すぐに読むための目次
軽量コンパクトな「Z50」に「ミニ三脚」
今回使用した「ミニ三脚」は、「Z50」とは、非常に相性が良いです。
ローアングル(低い)な撮影にも最適な「ミニ三脚」、動画撮影としても非常に役立ちました。
JOBY(ジョビー)の「ミニ三脚」で、品番は「JB01558-BWW」。
価格は3000~3500円前後と安価。
重さは185gと軽く、最大耐荷重1kg。

「Z50」で撮影
1、太陽の光芒、光線が山の中に入る混む様子を綺麗に撮る
2、F値を高くして太陽の光芒を鮮明に撮る
3、暗い山の中でどの程度撮れるか
今回レンズは、「Z50」のキッドレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」。
※ゴーストやフレアが発生してしました。
(1)設定:マニュアル優先、16mm(35mm換算で24mm)、シャッター速度1/20秒、F値22、ISO100、露出補正0、ホワイトバランス「太陽光」

※太陽をより大きくトリミングしてみました。

(2)設定:マニュアル優先、50mm(35mm換算で75mm)、シャッター速度1/40秒、F値40、ISO100、露出補正0、ホワイトバランス「太陽光」

※太陽をより大きくトリミングしてみました。

今回は太陽から光芒、光線が非常に綺麗に出ていますが、赤線の囲み、「ゴースト」や「フレア」が大きく写り込んでしまいました。
「ゴースト」とは光の形状が写り込むこと。
「フレア」とは画面全体が白ぽっくなってしまうこと。
この原因について詳しく調べてみたいと思います。
太陽など強い点光源が直接画面内に入って来る逆光シーンでは、レンズ面や鏡筒内で反射した光が影響することから、発生しやすい。
さらに、F値に着目。
「ゴースト」や「フレア」は「絞り(F値)」と密接に関連し、「絞り」を最大に開いた開放(F値小)では目立たなくても、絞り込む(F値大)と顕著になる場合が多いようです。
今回はかなり絞り込んでいる(F値大=22、40)ため、光の角度により表れているとも考えます。
「ゴースト」や「フレア」の解決策として
最近のレンズは、コーティングする技術が進んでいます。
ニコンだとEDレンズやナノクリスタルコーティングされたハイエンドクラスのレンズでは、最小限にする効果を施されてもいます。
ただ、完全には難しい現状です。
そのため、発生させない角度での撮影や点光源の配置など、さまざまな対策をしていく方法もあります。
※ナノクリスタルコーティングされたハイエンドクラスのレンズ
S-Line(Sライン)の「NIKKOR Z 24-7mm、f/4S」

フレア・ゴーストは写真にとって絶対ダメ?
そもそも「フレア」「ゴースト」が発生したらダメなものか?
あった方が写真が柔らかくなるなど評価されることもあり、ケースバイケースと考えてます。
実際上記の写真で、そのままでも綺麗なものでもあると感じます。
また、ニコン専用のソフトやアドビ( Photoshopや Lightroom Classic)などを使い、少しレタッチなどすることで、それなりの写真に仕上げることも可能です。


撮影後の後処理、レタッチも・・・
ハイエンドクラスの高価なレンズは魅力的です。
でも、今はカメラもデジタルの時代、レタッチ・加工技術も作品として評価されます。
カメラの後処理として必要な技術でもあります。
私にとって限られた予算内では、やはりより「コスパ」を最重要視した「カメラの選び方」が大切で、今後も推奨していきたいと思っています。
「Z50」は「コスパの高い」商品。
それなりに綺麗な写真、作品をつくっていけるカメラとして改めて実感しました。
「Z50本体+16-50VRレンズキット」(価格11~13万円)は特におすすめです。
