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【レンズ】徹底比較検証!ニコンZレンズ最高峰「Sライン」VS「Z50キットレンズ」、本当に高額なレンズは必要か・・・

「写真の出来栄えはレンズ次第!」とも言えます。

本当に「高額なレンズ」は必要か・・・

結論としては、使用用途にもよりますが通常の撮影ではいりません!

特に最近のキットレンズは優れています。

それでは絶対に必要なシチュエーションとは?

スポーツや野鳥撮影など遠くの一瞬の動きものや、大きな「ボケ感」を出したいときには、必要不可欠と感じています。

もっともそのようなレンズは、値段も高額になってきます。

ただ、どんな撮影においても「三脚の重要性」を忘れてはいけません。

写真のクオリティにかなり関わってきます。

ある程度は「三脚」次第で、さまざまな撮影を可能にしてくれました。

今回はニコンミラーレスZレンズの最高峰にある「SLine(Sライン)」、その標準ズームレンズ「24-70mm、f4/S」と、「Z50キットレンズ」の撮影写真を比較検証してみました。

ニコンのSラインは10万円を超えるかなり高額なレンズです。

ちなみに、すべて何かしらの三脚を使用の上、撮影しました。

登山や多摩川での絶景写真をベースに解説していきます。

コスパとそのレンズの必要性も追求してみました。

※ニコンSラインの「24-70mm、f4/S」(左)とZ50キットレンズ

 

ニコン最高峰レンズ・SラインとZ50キットレンズ

今回比較対象のニコンSラインの標準ズーム「24-70mm、f4/S」と、「Z50キットレンズ」スペックを表にまとめてみました。

重要なポイントを色付けしています。

特に価格に注目してみたいです。

価格が4倍以上違います。

レンズの性能も大切ですが、コスパにあったレンズ選びは重要です。

レンズのスペックを比較!

レンズ種類 NIKKOR Z 24-70mm、f/4S NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR(Z50キットレンズ)
マウント ZマウントSライン」
(フルサイズ機、APS-C機すべてOK)
Zマウント
(原則APS-C専用レンズ)
ズーム域 24-70mm
(APS-Cカメラ「Z50」使用時では
「36ー105mm」)
16-50mm
※35mm換算、Z50使用で「24ー75mm」)
F値 全ズーム域で「4」 3.5~6.3
レンズ口径 72mm 46mm
レンズ構成 11群14枚(EDレンズ1枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚)
※ナノクリスタルコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コート
7群9枚(EDレンズ1枚、非球面レンズ4枚)
手ぶれ補正 なし 4.5段
重量 500g 135g
価格 12~13万円 3~4万円
寸法 約77.5mm(最大径)× 88.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで、沈胴時) 約70mm(最大径)×32mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで、沈胴時)
発売日 2018年9月28日 2019年11月22日

 

メリット・デメリット3選(レンズ比較)

レンズの使用感を含めて、ポイント以下整理してみました。

撮影環境によりますが、それぞれメリットを活かしたシーンで、レンズを使用したいです。

NIKKOR Z 24-70mm、f/4S Z50キットレンズ
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
メリット 1、ニコン最高峰のレンズ「Sライン」、F値は「4」通しで明るく、「ボケ」にも優れている

2、フルサイズ機、APS-C機すべてで問題なく使用可能

3、ナノクリスタルコートを採用し、ゴースト・フレアへの対策

1、4.5段分の手ぶれ補正は、かなり効果的

2、レンズの重さ「135g」、「Z50」本体合わせても「585g」とにかく軽く、小型

3、一般的なレンズ価格としてはかなり安い、コスパも高い

デメリット 1、手ぶれ補正がついていないため「本体」に依存する
※「Z50」本体には手ぶれ補正機能はついていない

2、500gの重量感は少々あり、重さを感じる

3、価格は高く、コスパが気になる
1、フルサイズ機では基本的に使いにくい
※クロップされ違和感がある

2、レンズ構成から幾分ゴースト・フレアに弱いように感じる
※撮影角度で改善はできる

3、ボケ感が物足りない

 

 

実際の撮影写真による検証

ニコンZレンズ「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」と「Z50キットレンズ」を比較してみました。

カメラ本体は「Z50」機です。

※「Z50」+「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S

※「Z50」+「キットレンズ」

1、神奈川県「大山山頂からの富士山」


NIKKOR Z 24-70mm、f/4S

●Z50キットレンズ(NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR)

●さらにアップで
※左が「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」で、右が「Z50キットレンズ」

★全く見た目の写り、解像感に差を感じません。

※実際の撮影地は明るすぎる少し暗めに撮影し、検証のため、Lightroomによる露出調整を同じ内容で行っています。

トリミング画質は重要ですので、しています。

写真はJPEGによる通常撮影です。

カメラ設定はいずれのレンズも以下の通りです。
絞り優先
焦点距離50mm(実際は35mm換算で75mm)
シャッタースピード1/250
F値13
ISO100
露出補正-0.7
ホワイトバランス:晴天(5200K)

2、多摩川の夕景

NIKKOR Z 24-70mm、f/4S

【カメラ設定】
絞り優先
焦点距離24mm(実際は35mm換算で36mm)
シャッタースピード1/100
F値16
ISO100
露出補正-0.3
ホワイトバランス:晴天(5200K)

Z50キットレンズ(NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR)

【カメラ設定】
絞り優先
焦点距離22mm(実際は35mm換算で33mm)
シャッタースピード1/160
F値13
ISO100
露出補正-0
ホワイトバランス:晴天(5200K)

※両レンズともに暗めにとっているため、多少の露出調整と検証のためにトリミングを行っています。

幾分、Sライン「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」の方が太陽の光芒(光線)は綺麗に出てますが、「Z50のキットレンズ」もかなり良い線を演じています。

また、「ゴースト・フレア」(右下虹のように・・・)は、両レンズともに出ます。

Sラインでも強い光には難しいことを感じました。

少し「Z50キットレンズ」の方が、バラついて出ているようにも思えます。

 

 

3、多摩川の夜景

NIKKOR Z 24-70mm、f/4S
【カメラ設定】
絞り優先
焦点距離37mm(実際は35mm換算で55.5mm)
シャッタースピード30秒
F値8
ISO100
露出補正-0.3
ホワイトバランス:晴天(5150K)

Z50キットレンズ(NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR)

【カメラ設定】
絞り優先
焦点距離32mm(実際は35mm換算で48mm)
シャッタースピード30秒
F値8
ISO100
露出補正-0.3
ホワイトバランス:晴天(5150K)

両レンズともに30秒の超スローシャッターで、ある意味、幻想的な撮影ができています。

「Z50のキットレンズ」でも全く問題なく撮影できています。

 

まとめ3点

1、普通の絶景写真にはどちらのレンズを使用しても全く問題はないと感じます

2、強い日光には「Sライン」
※ただ、今回のレンズ、NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」ではゴースト・フレア対策(ナノクリスタルコート)について、思った以上に期待できていない

3、夜景写真においても見た目の差を感じません
※より鮮明でシャープな写真、またスローシャッターを要するものでは、特に三脚の重要性を深く感じました。

 

三脚の重要性、携帯性について

こまちゃん
こまちゃん
写真にとって「手ブレ」は、致命傷となります。

カメラの性能以前の問題です。

それだけに、写真のクオリティを上げる対策は大切です。

カメラ本体・レンズ以外では
1、三脚の設置
2、撮影環境(場所・天気など)

実は以上2点をもっとも重視すべきことでもあります。

どんな良いカメラで撮影してもブレて、撮影シーンがさえないと写真自体が際立ちません。

また、もっとも早く写真の質を向上させてくれる対策とも思います。

 

山頂写真では活躍してくれた三脚は、「ゴリラポットPRO」。

【登山(カメラ機材)】快適な登山撮影にミニ三脚「ゴリラポット3KPRO」が最高!ニコンミラーレス「Z50」と相性抜群どこでも設置可能な万能ミニ三脚、「ゴリポット3KPRO」、登山では必須アイテム。ニコンミラーレス「Z50」と合わせても重さ約1キロと超魅力的。快適な登山を実現!...

 

そのほか、「ジッツオ (トラベラー三脚)Gitzo、GK2545T(2型4段)」と雲台はMarkins マーキンス「Q20iQ-BKとBV-24(雲台)のセット」の組み合わせです。

これは野鳥撮影用に揃えた機材でもあります。

※ジッツオのトラベラー三脚

※マーキンスの雲台

 

超望遠・単焦点レンズの魅力、高額レンズは必要?

高額なレンズとしては一般的に、F値のものすごく低いレンズや、大きな「ボケ」などが魅力的な大三元と言われているものや単焦点レンズなどです。

ただ、本当に高級レンズと感じるのは、「超望遠レンズ」

その中でも超望遠の「単焦点レンズ」で、すごい描写力・幻想的、そして解像力です。

値段も50万、100万円を超えるものがザラです。

野鳥や野生動物、スポーツをしている姿などなかなか近づけないような被写体に対し、遠近感を圧縮したような撮影をできるのは最大の魅力です。

また、大きな「ボケ感」は鮮明で、高い描写力のある写真に仕上げてくれます。

さらには、裸眼で見ると豆粒くらいものを劇的な絵作りになります。

通常の人間の目では難しく、それは再現してくれるからこそ、魅力的であって投資する価値がありますし、コスパも高い。

ただ、値段はかなり高額ですので、臨機応変に考えた方が良いです。

下記の写真は、警戒心の高い山奥にいる「カケス」、手持ち撮影です。

ニコン一眼レフ「D500」+「AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR」望遠単焦点レンズ+1.4倍テレコン)
手ぶれ補正機能も強力で、ある意味手持ち撮影でも問題なく行えます。

※「AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR」(望遠単焦点レンズ)

ニコン500mm
※一眼レフ「D500」(オートフォーカスが特に優れたカメラです)

 

「D500」でアオバト撮影1
【風景・野鳥】大磯照ヶ崎海岸のアオバトを撮影!ニコンミラーレス「Z50」VS一眼レフ「D500」写真を比較検証野鳥(アオバト)撮影を行うため、大磯照ヶ崎海岸に行きました。ニコンミラーレス「Z50」の動きもの(動体)へのAF性能・速度を試そうと、ニコン望遠(単焦点)レンズ「500mm f/5.6E 」を装着し撮影してみました。...

 

※ボケを出すため、ニコン単焦点(広角)「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」で撮影
本体は「Z50」ですが、レンズは「一眼レフ用・Fマウント」のため、FTZマウントアダプターを使用して装着

ニコン単焦点20㎜、F1.8
【風景】逆光撮影が魅力!幻想的な紅葉・夕日写真を・・・ゴースト・フレア対策もニコンミラーレス一眼「Z50」で逆光写真例を紹介します。「逆光」は通常、多くの人は嫌う傾向にもありますが、実はもっともオススメの撮影シーン。簡単に幻想的でドラマチックな写真を作り上げてくれ、誰でも撮れます。...

 

総括(Sラインのレンズとキットレンズ)

今回比較対象では高額なレンズ「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」と、「Z50のキットレンズ」について明確な違いが見えにくかったと思います。

当然撮影シーンや、F値の差から「ボケ感」の違いはありますが、通常の撮影では両レンズともに満足のいく撮影ができています。

どうせお金をかけるなら、長年の撮影経験から「望遠レンズ」や「広角な単焦点レンズ」の購入を考えるのも一つです。

値段は高額なことや使い勝手にも微妙なところもあります。

購入には「コスパ」を重視して判断することが大切です。

 

【レンズ】ニコンZレンズ最高峰・S-Line(Sライン)の魅力!標準ズームレンズ「NIKKOR24-70mmf/4」を検証あけましておめでとうございます。新年早々、「富士山の絶景」をニコンミラーレス「Z50」で紹介します。さらに中古で買ったZレンズ最高峰のSライン、「24-70mm、F4/S」の描写力に絶賛です!...