あけましておめでとうございます。
新年早々ですが、感じていることは。。。
神奈川県の大山山頂から見る「富士山の絶景」は素晴らしい!
昨年から、登山に最適なカメラでもあるニコンミラーレス「Z50」(APS-C)+キットレンズ(16-50mm)で写真におさめています。
ただ、少々距離不足を感じます。
真っ先に思ったのがニコンZレンズ「24-200mm」でしたが、Zレンズの最高峰、「S-Line」(Sライン)の標準レンズに強く関心を持ちました。
そして、S-Lineの「NIKKOR Z 24-70mm f/4S」を、新宿の「マップカメラ」にて中古レンズで購入。
今のところ何の不具合もありません。
かなり魅力的な描写を表現してくれました。
ちなみに、ニコンのミラーレスは、使いやすさや色合いだけなく、他社に比べ特に「レンズの性能が優れている」とも言われています。
そんな理由から「ニコンを選択する」ケースも多いようです。
実際、「Z50」で言えば、キットレンズ(16-50mm)の写りの評判が高く、解像力も優れています。
※S-Line(Sライン)の「NIKKOR Z 24-7mm、f/4S」
※Z50に装着

すぐに読むための目次
ニコンZレンズ「24-70mmf/4S」撮影写真・作例
Zレンズ「24-70㎜、f/4S」は、Zマウントにおける最高峰、「S-Line」(Sライン)のレンズです。
ニコンでは、特に次世代を見据えた高度な光学性能を追求したレンズを、「S-Line」と位置づけています。
「S-Line」とは、ニコンの独自の設計指針と品質管理をさらに厳格化した「NIKKOR Z レンズ」で、その描写力は超魅力的!
まずは写真例をご紹介します。
Zレンズ最高峰「Sライン」の写真検証
まずは以下、「大山山頂からの富士山」の写真です。
解像力とダイナックな富士山に迫力のある雲が覆うリアル感、描写力には、絶賛しました。
富士山の下の山(三ノ塔)の宿も解像し、想像以上の解像力です。
1、「Z50」にSラインレンズの「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」★カメラの設定
マニュアル優先
焦点距離70mm(35mm換算で105mm)
シャッタースピード1/80秒
F値16
ISO100
露出補正0
ホワイトバランス:自然光オート(5650K)
※トリミングしています
【Lightroomでレタッチ(3箇所に限定しています)】
ハイライト(明るい部分調整)-70、シャドウ(暗い部分調整)-64、かすみの除去+27
※少し富士山のくすみを除去しました。
2、「Z50」にSラインレンズの「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」
★カメラの設定
マニュアル優先
焦点距離70mm(35mm換算で105mm)
シャッタースピード1/125秒
F値14
ISO100
露出補正0
ホワイトバランス:晴天(5200K)
※トリミングしています
【Lightroomでレタッチ(3箇所に限定しています)】
ハイライト(明るい部分調整)-68、シャドウ(暗い部分調整)-50、かすみの除去+21
※少し富士山のくすみを除去しました。
逆光撮影、保有3レンズを比較検証!
レンズの性能をより明確にするには、逆光撮影が一番と感じています。
以下、保有している3本のレンズで実際に撮影し、比較検証してみました。
1、Zマウント、Sラインの「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」
2、「Z50」キットレンズ、Zマウント「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」
3、単焦点レンズ、Fマウント「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」
※FTZマウントアダプターを装着します
結論から言いますと、単焦点レンズによる太陽の光芒の鋭さは別格です。
ただ、S-Lineのレンズの光芒の自然なさ強さはなかなか良いものに現れています。
また、気になる「ブレア」や「ゴースト」も最小限に抑え、それほどの違和感はなく、レタッチで補正できるくらいのものです。
もっとも「ゴースト」は太陽との撮影角度や、時間帯次第で対策もとれます。
以下は2つの場所で、比較検証してみました。
多摩川駅丸子橋付近から「多摩川、元旦の夕日」
1、「Z50」にSラインの「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」
※カメラの設定
マニュアル優先
焦点距離26mm(35mm換算で39mm)
シャッタースピード1/125秒
F値16、ISO100
露出補正0
ホワイトバランス:晴天(5200K)
2、「Z50」にキットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」
※カメラの設定
マニュアル優先
焦点距離16mm(35mm換算で24mm)
シャッタースピード1/200秒
F値16
ISO100
露出補正0
ホワイトバランス:晴天(5200K)
3、「Z50」に単焦点レンズ、Fマウント「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」
★カメラの設定
マニュアル優先
焦点距離20mm(35mm換算で35mm)
シャッタースピード1/160秒
F値16
ISO100
露出補正0
ホワイトバランス:晴天(5200K)
聖跡桜ケ丘付近の「多摩川夕日」
1、「Z50」にSラインの「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」
★カメラの設定
マニュアル優先
焦点距離24mm(35mm換算で36mm)
シャッタースピード1/320秒
F値20、ISO100
露出補正0
ホワイトバランス:晴天(5200K)
2、「Z50」にキットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」
★カメラの設定
マニュアル優先
焦点距離50mm(35mm換算で75mm)
シャッタースピード1/320秒
F値22
ISO100
露出補正0
ホワイトバランス:晴天(5200K)
3、「Z50」に単焦点レンズ、Fマウント「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」
★カメラの設定
マニュアル優先
焦点距離20mm(35mm換算で35mm)
シャッタースピード1/320秒
F値16
ISO100
露出補正0
ホワイトバランス:晴天(5200K)
3種保有レンズのスペック比較、最適なレンズは・・・
レンズ種類 | NIKKOR Z 24-70mm、f/4S | NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR(Z50キットレンズ、APS-C専用レンズ) | AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED |
---|---|---|---|
マウント | Zマウント(Sライン) | Zマウント | Fマウント、一眼レフ用 (Z50で使用する場合は、Zの口径に合わせるためFTZマウントアダプターを使用する) |
ズーム域 | 24-70mm (Z50使用時では 「36ー105mm」) |
16-50mm ※35mm換算、Z50使用で「24ー75mm」) |
単焦点20mm (Z50使用時では 「30mm」) |
レンズ口径 | 72mm | 46mm | 77mm |
レンズ構成 | 11群14枚(EDレンズ1枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚) ※ナノクリスタルコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コート |
7群9枚(EDレンズ1枚、非球面レンズ4枚) | 11群13枚(EDレンズ2枚、非球面レンズ2枚) ※ナノクリスタルコートあり |
手ぶれ補正 | なし | 4.5段 | なし |
重量 | 500g | 135g | 355g |
価格 | 12~13万円 | 3~4万円 | 8~9万円 |
発売日 | 2018年9月28日 | 2019年11月22日 | 2014年9月25日 |
使用感や特徴 (良点、悪点) |
思ったより重量感はあります。 描写力や解像力の高さ、シャープさには、Sラインの凄さを感じさせられました。 |
撮影距離が少々足りなくなることや、強い光源にはもう少しという面もあります。 ただ、写りはそれなりに満足。 レンズの長さはたった32 mmで沈胴式。 超軽く・コンパクトで持ち運びに便利。 手ぶれ補正もあり重さは、Z50本体(450g)と合わせても585g。 軽さを美学としたキットレンズです。 |
20mmに特化しただけにその数値での描写力は抜群で魅力的。 単焦点だけに使い方は難しく、撮影シーンによっては、トリミングを考えた撮影も必要と感じます。 |
※「ナノクリスタルコート」は、ゴースト、フレアを効果的に軽減。
可視光域全域で高い反射防止効果を備え、レンズに斜めから入射する光に対応。
※「フッ素コート」は、レンズ表面に汚れ(埃、水滴、油、泥)が付着しにくく、付着しても簡単に拭き取れる。
耐久性が極めて高く、効果が長期にわたり持続。
キットレンズ、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
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単焦点レンズ、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
※このレンズをZ50で使う場合、マウント系が違うため、FTZマウントアダプターを使用
Sラインの「NIKKOR Z 24-70mm、f/4S」は、無限遠から近距離にかけての収差変動を抑えた光学設計されています。
そのため、ズーム全域で画像の中心から周辺までシャープで均質な描写が得られる、高性能な常用標準ズームレンズです。
ニコンミラーレス専用レンズ、「Zレンズ」の行方
「ニコンはレンズ」とよく耳にします!
ニコンミラーレス専用レンズとしてのZレンズ。
現状まだまだ本数が少ない状況です。
ただ、発売されているレンズについては、ユーチューバーや写真家さんからの評価が極めて高いようです。
Zレンズの魅力は、何と言っても口径が「大口径」。
そしてマウント面から撮像素子までの距離が短い、「ショートフランジバック」。
そのためより多くの光を取り込み、撮像素子へと導くことを可能にしています。
今後のレンズ展開に、大きく期待が寄せられています。
今後のZレンズについて
発売現状と予定、ロードマップ(2020年10月14日現在)
※黄色が今後の発売予定です。
望遠レンズが70-20㎜が最高で、まだまだ発売されていない状況です。
そのため、ニコンの一眼レフ機から軽いミラーレスへの全面移行はまだまだ先。
個人的にはレンズの値段も20~30万円前後までに抑えて購入し、その魅力をより試してみたいと考えています。
まずは超望遠レンズ「100-400mm」(Sライン)と、Sラインではないですが、距離が長めの「200-600mm」の発売が待ち遠しく感じます。
カメラ店の店員さんに聞くと、4月以降くらいから随時発売されていくのではという話しもあります。

中古レンズでも十分、マップカメラで購入
今回メインに紹介しているレンズ、S-Lineの「NIKKOR Z 24-70mm f/4S」は、中古で購入したものです。
何も問題なく、綺麗な描写で気になるところもありません。
このレンズは発売開始が2018年9月28日。
発売から2年経過。
そうなると価格かなり落ち着き、安くなってきます。
新品の価格は12~13万前後ですが、約半額の6.5万円で「美品」(マップカメラ査定)を購入できました。
このクラスのレンズの場合、中古なら発売開始から2年近く過ぎたものは、かなりお得な価格になっています。
マップカメラについて
マップカメラは「新宿区西新宿」に3店舗構えています。
新品・中古問わずカメラや交換レンズ、アクセサリーの販売・買取・下取・委託を行っています。
中古レンズについては、持ち込んまれたレンズの査定を行い買取り、販売しています。
ここは、評判もよく多くの人が利用し、自分もよく売りに行ってました。
問題なければ、上限金額で買い取ってくれます。
今回、中古レンズを購入したのは初めてですが、コスパよく大変満足しています。
中古レンズは「美品」「良品」「並品」の中から選び購入する形式で、「美品」か「良品」がオススメ。
モノは店舗でも見られ、チェックすることもできます。
以下がマップカメラの「通販サイト」です。
レンズ!
それは写真にとって、8~9割、もっとも影響を及ぼすモノ。
だからと言って、レンズはピンキリです。
高いお金で最高峰のレンズを購入すれば、満足した写真、描写力を実現できるのですが、とにかくお金がかかります。
中古品など見てると、いかにコスパをかけずに良いものを作り上げていくことも一つの方法です。
そして最高の撮影地、撮影シーンを探すことで、最後は自分が想像している写真・描写に向かっていくことが大切と思っています。
自分は日々勉強中です。
今後も「コスパ」を重視しながら、レビューしていきたいと思います!