中古ミラーレスのシャッター回数は、1万回以下なら少なめ、1万〜5万回なら一般的、5万回を超えると状態を慎重に確認したいという見方がひとつの目安です。ただし、機種によって耐久テストの想定回数が異なり、シャッター回数だけで寿命やお買い得度は判断できません。
中古ミラーレスのシャッター回数の目安
| シャッター回数 | 一般的な見方 | 購入時の確認 |
|---|---|---|
| 1万回以下 | 少なめ | 外観や保管状態も良ければ、使用回数が少ない可能性がある |
| 1万〜5万回 | 一般的 | 価格と本体の状態が釣り合っているか確認する |
| 5万〜10万回 | やや多め | シャッター機構の耐久目安と、販売店の保証を確認する |
| 10万回超 | 多め | 安さだけで決めず、動作確認や修理費用の可能性まで考える |
この区分は中古品を選ぶ際の実用的な目安であり、すべてのミラーレスに当てはまる基準ではありません。メーカーが示す耐久性の数値は機種ごとに異なり、耐久テストの目標値であって、そこを超えた瞬間に故障するという意味でもありません。
シャッター回数が少なければ安心とは限らない
シャッター回数が少なくても、保管状態が悪い、落下や水濡れの跡がある、内部にほこりが多いといった場合は注意が必要です。反対に、シャッター回数が多くても、動作や外観が良好で、価格や保証条件に納得できることがあります。
中古ミラーレスでは、次の項目も同時に確認してください。
- 電源が正常に入り、撮影・再生・保存ができるか
- シャッターボタンやダイヤル、液晶、ファインダーが正常に動くか
- レンズの取り付け部や端子に大きな傷や変形がないか
- 撮像素子に目立つ汚れや傷がないか
- バッテリーが極端に劣化していないか
- 付属品、保証期間、返品条件があるか
機種ごとの耐久目安と比べて判断する
シャッター回数を評価するときは、実際の回数だけでなく、その機種が想定しているシャッター耐久の目安と比較します。たとえば、耐久目安が10万回の機種で8万回なら、同じ8万回でも耐久目安が20万回の機種より残りに余裕が少ないと考えられます。
ただし、メーカーがすべての機種で耐久回数を公表しているとは限りません。確認できない場合は、販売店の商品説明だけで耐久性を断定せず、保証の有無や返品条件を重視してください。
電子シャッターでは回数の見方に注意
ミラーレスには、機械部品を動かす「メカシャッター」と、撮像素子の読み出しで撮影する「電子シャッター」があります。電子シャッターで撮影した回数が、表示されるシャッター回数にすべて反映されるとは限らないため、表示された数字だけでカメラの総撮影回数を正確に判断できない場合があります。
また、機種や確認方法によって、記録される回数の範囲や表示内容が異なります。中古販売店が示すシャッター回数について疑問がある場合は、メカシャッターの回数なのか、確認方法は何かを問い合わせると判断しやすくなります。
中古ミラーレスは何回までを選ぶべきか
できるだけ安心して選びたい人は、まず1万回以下から探し、価格とのバランスを重視する人は1万〜5万回程度も候補にできます。5万回を超える個体は一律に避ける必要はありませんが、機種の耐久目安、販売価格、保証、外観と動作をそろえて比較しましょう。
特に初心者が初めて購入する場合は、シャッター回数が少し多くても、動作確認済みで保証が付いている商品を選ぶほうが、回数だけ少ない保証なしの商品より判断しやすいことがあります。
購入前に確認する順番
- 商品ページや販売店に記載されたシャッター回数を確認する。
- その回数がメカシャッターの回数か、確認方法を問い合わせる。
- 機種ごとの耐久目安をメーカー資料などで確認する。
- 外観、液晶、端子、センサー、バッテリーの状態を確認する。
- 保証期間、返品条件、付属品を確認し、価格と合わせて判断する。
中古ミラーレスのシャッター回数は、1万回以下かどうかだけでなく、機種の耐久目安に対してどの程度かを見ることが大切です。回数は候補を絞るための材料とし、最後は本体の状態、保証、価格を合わせて選んでください。







